🎞映画「蘇れ生命の力」
西尾市で開催された上映会に参加した。
2021年12月に亡くなった小児科医真弓定生先生のドキュメンタリー作品(2017年)。
薬も注射も使わない。
「病を見るな、人を見よ」という診療で、1 人当たり30〜40分かけて機嫌・元気・快食・快眠・快便という5つの項目をじっくり聴きとっていく。
発熱・発疹など、体から出せているうちは大丈夫。出せなくなったら大変だと。
「医者が病気を治すのではない。自然治癒力を高めるのが医者の役目」とおっしゃる。
近年は低体温の子どもが増え、免疫力が低下して病気になりやすくなっている。
「戦後、子どもたちの生命力や免疫力が落ち、聞いたことがなかったアトピーやぜんそくが当たり前になっていった」とおっしゃっていた。
体温が高ければ、それだけ免疫力があり、自然治癒力も高いということ。
そこで自然治癒力を高めるために
「加工食品を食べない、
加工されていない水を飲む、
土地の物・旬の物・和食を食べる、
外に近い温度で過ごす」
ことの大事を指導されている。
野生動物を見ればわかる。
ひとも動物なんだから。
カタカナの食べ物は、日本語の食べ物に替える。
パンはごはんに、
スープは味噌汁に、
チーズは漬け物に。
一物全体食、小魚をまるごといただく。
自然に近い生活を指導する診療を貫き、先生自身、エアコンを設置せずに質素な暮らしをされている。
「私が診療を始めた60年前は人口 6,800万人、医療費は2,300 億円だった。
今、人口は2倍になったが、医療費は180倍になっている」
自然な暮らしをしていれば、病気は減っていくのに…
同じように自然なやり方を大切にされている麦っ子畑保育園(座間市)や、吉村医院(岡崎市)の吉村忠蔵先生も登場された。
描かれているエピソードの一つ一つが胸に響いて涙があふれてしまう。
私も、一ミリでも暮らしを自然に近づけていきたいと強く思った。
真弓定夫ドキュメンタリー「蘇れ 生命の力」予告編 ロングver https://youtu.be/JYIJpzrfV4s