"生きるものと死すものとの境"
これは、1996年にカムチャッカで熊に襲われて世を去った星野道夫さんの著作「長い旅の途上」の一節。
"生きるものと死すものとの境は、一体どこにあるのだろう"
以前、会社に勤めていた頃のこと。
朝の通勤時に地下街を同じ方向に向かって歩く人たちの流れの中で感じたことを思い出す。
無機質…。こんなにたくさんの人がいるのに、生気を感じにくい。
まともに歩けている人がほとんどいない。
猫背で首が前に落ち込んでいるように見える人、
若そうなのに足を引きずるように歩く人。
かつての自分もそうだったかもしれない。
アトピー性皮膚炎のステロイド薬を20年塗った頃、その薬の害を伝える本に出会って薬を断つと、激しい離脱状況に突入した。
かゆみで夜も寝られず、明け方ようやく眠りについてもすぐに起きる時間…。昼夜逆転の日々が続いた。
アルバイトは続けていたけれど、体中のかゆみと痛みで覇気はなく、空元気でなんとか明るく振る舞っていた。
もちろん、死んではいない。
けれど、生きているといえるのか微妙だなと思っていた…。
厚労省によると、令和3年の自殺者数は2万1,007人。これは大変な人数‼️
真面目にがんばっても、楽にならない生活は、社会の在り方にどこか異常があるのではないか⁉️
ホームレス生活を選んでも、誇りを失わず、しなやかにしたたかに生き抜ける人がいる一方で、
高給で地位もプライドも高い割にメンタルが弱く、魂が曇っているのか幸せに見えない人もいる。
鼓動は打っている。
呼吸ができているかは…あやしいとしても、生きている。
"死んではいないから"生きている…といえるのだろうか❓
進行を止めにくく治療方法の確立されていない難病を抱えながらも、生に溢れている方も少なくないというのに…
この奇妙な現象は一体何なのか❓
"生きるものと死すものとの境は、一体どこにあるのだろう"
星野さんのそれは、自然界の事象を指しているけれど、私にとってはより身近な"人"の生き様に思い至る。
そして。
吉元先生と細胞セラピーに出会えて、"生きるもの"に復活できた奇跡に感謝❣️
WOODY 細胞セラピーhttps://saibowtherapy.net/