面白い、社会学
一年ほど前から、社会学に惹かれている。
社会学博士であり、映画批評家でもある宮台真司さんの動画は、大変興味深い。
「分断されて孤独になった人間は、免疫が下がって病気になりやすい。
被害妄想に陥りやすく、うつ病になりやすい」という。
「相手の『価値観』『意見』だと思っているものは実は、『孤独に起因する症状』ではないか」。
なるほど❗️
これは、コロナ禍の様々にも当てはまりそう。
岸政彦さんは、沖縄、被差別部落、生活史方法論などを研究する社会学者。
「他者の痕跡や物語にきらめきを感じる」とおっしゃる。
岸さんの著書「断片的なものの社会学」は「読み終えてしまうのが惜しい」と帯にあった通りの本だった❣️
「どんな人でもいろいろな『語り』をその内側に持っていて、その平凡さや普通さ、その『何事もなさ』に触れるだけで、胸をかきむしられるような気持ちになる」。
「誰にも隠されていないが、誰の目にも触れない」ものたちについてのエッセイ。
ぜひ、読んでみたい本がある📗
「生き心地の良い町―この自殺率の低さには理由(わけ)がある」
2013年発売と古い作品だけれど。
徳島県南部の太平洋沿いにある小さな町、旧海部町(現海陽町)。
このありふれた田舎町は、全国でも極めて自殺率の低い「自殺“最”希少地域」だという。
この町の一体なにが、それほどまでに自殺の発生を抑えているというのだろう。
赤い羽根共同募金が集まらないことで有名な町だそう。
「みんながするから、自分もする」
という考え方が重んじられていないという。むしろ均質になることが嫌われている。
素晴らしい❣️
いろんな人が「いてもいい」じゃなく、「いなくちゃいけない」という考え方。
一般的な日本人とは違う感じ。
旧海部町の皆さんに、ものすごく興味がわいてくる🤩
どうしたら、そんな町になれるのか⁉️
著者の岡檀さんは、医療系社会学を研究されている。
コミュニティの特性が住民の精神衛生にもたらす影響について、フィールド調査やデータ解析を重ねているという。
う〜む。
やっぱり面白いぞ、社会学🧐